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JIMTEFによる災害医療の研修活動

2020年1月18・19日

 

国立病院機構 災害医療センターにて開催された

「JIMTEF災害医療研修 アドバンスコース」に3名のスタッフが参加しました。

 

災プロは市井の鍼灸師・マッサージ師の有志が、基本的に有事の際のみ活動する政治的背景を持たない団体ですが、平時も、こうした研修や勉強を通して、支援の質をより高いものにできるよう努めています。

 

以下、参加者の感想です。

「様々な職種の日本各地から集まった受講生たちとともに、班ごとに分かれて行った実際の演習では、自分たちの住んでいる地域にはどのような災害が発生するリスクが高いかなどを各々話し合いました。

実際の自分たちの生活圏内で有事が起こった時にどのように行動するのがベターか、平時から意識して地域のハザードマップなどを把握しておくことの重要性や、ご近所、地域の人々と顔の見える関係を少しでも構築しておくことの重要性などを、改めて認識しました。」

 

「昨年の令和元年台風19号を受けた福島県いわき市、宮城県大郷町での支援活動を終えた直後に参加できたのは良かったと思う。

災害発生を受けて始まる活動の中で、災プロがどのような立ち位置や役割を持っているのかを客観的にイメージすることができた。

また今回も多くの医療職種の先生方と共に学べたことで、それぞれの職種が災害時にどのように役立つのか、どのように連携をとっていけそうかなど顔と顔を合わせて話すことができたことが良かった。

自分もいつ被災者になるか分からない。平時の人との付き合いや備えがとても大切であることをあらためて感じた。」

 

「これまで災プロが行ってきたことが、被災地支援において基本から外れていなかったと実感しました。そして、それを論理的に整理するよい機会をいただきました。

同時に、他の医療職の動きをより知ることによって、個人的な立ち位置、団体としての立ち位置をどうすべきか?の悩みは更に大きくなり、災プロとして意思を統一していく必要性についても考えさせられました。」

 

公益財団法人 国際医療技術財団(JIMTEF)