代表から


【北海道胆振東部地震支援について】(2018.9.22) 

 

2018年(平成30年)9月6日に発災した北海道胆振東部地震につきまして、

亡くなられた方おひとりおひとりのご冥福をお祈り致しますとともに、

被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。

  

災プロによる支援に関しまして、

9月17日(月)に先遣隊として2名のスタッフが鵡川町と厚真町を訪れました。

 

継続的な支援を計画しておりましたが、

登録に訪れた東胆振東部3町医療救護保健調整本部から

「9月16日より全ての医療系ボランティアの受けいれを中止した」と回答があったこと、

また同日、北海道庁より鍼灸マッサージ禁止の通達があったことから

活動を見合わせています。

 

避難所生活も2週間を越えております。

私たちの経験上、国家資格を持つ鍼灸師やマッサージ師による支援は必ず避難者の助けになると確信しておりますが、上記理由から待機としております。

 

活動開始が決まりましたらこちらのページでお知らせいたします。

 

被災地の復興が速やかに進むことをお祈りしつつ。

  
 
  
 
【平成30年7月豪雨:広島県三原市における支援活動終了のご報告】(2018.9.10)
 
7月14日より広島県三原市にて行っていました支援を9月3日に終了しました。
 
地元の方々からすれば「まだまだこれから」であるところの撤収であり、後ろ髪を引かれる思いです。一方で、2か月弱にわたる活動の中で三原の方々の力強さもはっきりと感じております。
 
今回の活動にあたり、共に活動した方、募金者をはじめ蔭に日向に支えてくださった方、本当にありがとうございました。三原市および、平成30年7月豪雨災害による全ての被災地に復興の日が必ず来ることを信じつつ。
 
 

【平成30年7月豪雨における支援活動開始のご報告】(2018.7.14)

  

西日本全域に広範な被害をもたらした平成30年7月豪雨につきまして、
亡くなられた方々に深く哀悼の意を捧げます。
また、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。
 
災プロによる支援に関しまして、
広島県三原市における支援が始まりました。
 
被災者や、被災者を支える地元支援者(行政職員、医療職、介護職など)、
熱中症等の心配されるボランティアなどへの施術や保健活動を予定しています。
 
行政職員支援は災プロが2011年の東日本大震災より行っている事業です。
自らが被災者でありながら激務に追われ、医療的支援の行き届かない職員の
体調管理に寄与し、早期の復興につなげることを目的としています。
 
まずはスタッフおよび被災地近郊から参加者を募り活動します。 
治療ボランティアの公募につきましては
開始しましたらこちらのページおよびfacebookページにてお知らせいたしますので
ご協力をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
これ以上被害の広がらないこと、
被災地の復興が速やかに進むことを心から祈りつつ
 
                                

なお、7月11日時点では隣接する尾道市役所での支援活動予定を

報告しておりましたが、7月13日13時ころに尾道市役所の担当者から電話があり、

市役所での支援活動は急遽中止となりました。

理由として

・市役所の部屋が空いていない

・通常業務に戻ってきてきている部署もある

・周囲の医療機関も開いている

とのことです。

被災地では状況の変化が大きく、

こうした変更のあることをご理解いただければ幸いです。

 

【災プロのボランティアに参加される方は必ずお読み下さい】

活動ガイドライン

「持ち物」なども記載してあります。

 

平成30年7月豪雨への支援活動報告

 

平成30年7月豪雨支援の関連情報

 

 

【大阪府北部地震】(2018.6.24)
 
2018年6月18日7時58分に発災した大阪府北部地震につきまして、
亡くなられた方に深く哀悼の意を捧げます。
また、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。
 
災プロによる支援に関しまして、
スタッフの一人が大阪府高槻市在住であることから活動を検討しておりましたが、
6月22日時点で、避難所および行政施設における鍼灸マッサージのニーズは確認されておらず、
引き続き待機としております。
 
活動開始が決まりましたらこちらのページでお知らせいたします。
目下必要とされているボランティアは「ブルーシートかけ」や「片付け」と伺っております。
 
大きな余震の起こらないこと、
被災地の復興が速やかに進むことを、
心からお祈りしています。
 
 
【平成29年7月九州北部豪雨】(2017.7.10)
 
2017年7月5日に発災した平成29年7月九州北部豪雨につきまして、
亡くなられた方に深く哀悼の意を捧げます。
また、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。
 
災プロによる支援に関しまして、
2011年の東日本大震災での支援活動に参加された先生のお一人が福岡県朝倉市在住であり、
支援活動を試みておられることから、これをフォローする形での支援を検討しておりますが、
朝倉市社会福祉協議会によりますと、本日時点で避難所および行政施設における鍼灸マッサージのニーズは確認されておらず、引き続き待機としております。
 
活動開始が決まりましたらこちらのページでお知らせいたします。
なお、目下必要とされているボランティアは「泥かき」と伺っております。
 
被災地の復興が速やかに進むことを、心からお祈りしています。
 
 
 

【熊本地震における支援活動終了のご報告】(2016.8.2)

 

2016年5月13日より行っておりました熊本県西原村における支援活動ですが、

2016年8月1日をもって現地活動を終了致しました。

 

8月2日現在、現地では依然として避難所が残り、

仮設住宅での暮らしの始まったばかりの方々は新たな苦労に直面されていることと思われます。

そのような中での撤収は、地元の方々のお顔が浮かぶ私たちにとって本当に心苦しいものですが、

7月12日に掲載しました理由により、予定通り災プロとしての公式の活動は終了することになりました。

 

災プロが関わったのは偶然のご縁から熊本県西原村となりましたが、

熊本地震による被害は熊本県、大分県など広範囲にわたっております。

 

また、災害により大切なものを失った方々の辛苦は容易に癒えるものではなく、

いまだ倒壊したままの姿で残る家屋も残る中、

引き続き様々な支援が必要とされております。

 

今回の熊本地震により被災された方々の一日も早い復興と、

今後のご無事をお祈り申し上げます。

 

2016年8月2日

三輪正敬

 

 

 

【熊本県西原村での支援活動終了予定のお知らせ】(2016.7.12)

 

5月13日より継続している熊本県西原村での支援活動ですが、

現地の状況を踏まえて、8月1日を以て終了することと決定しました。

 

理由といたしまして

 

1、仮設住宅への入居完了予定

7月8日発行の西原村広報号外にて告知されています通り

村内の仮設住宅が完成し、7月末には入居が完了する見込みとなりました。

もちろん、仮設住宅入居は復興の通過点に過ぎず、まだ必要な種類の支援はあります。

それでも、被災された方々の自立が進む中、これに協力させていただくには、

外部からの支援者である私たちによる継続的支援は終了する時期と判断致しました。

 

2、避難所の環境

慢性期に入り、再受診も多くなっています。

地元や周囲自治体の医療機関への受診継続の予定がたっている患者さんがほとんどとなりました。この点でも、継続的な支援は不要と感じられました。

 

3、地元の鍼灸マッサージ治療院

現在、西原村には、私たちが調査した限り、協働しております「からだ学集塾」様の1軒のみが開院しております。災プロが活動を続けることで増えていく鍼灸受療希望者が、もしもこの後を引き継いでくださる地元の鍼灸マッサージ施術のキャパシティを越えた場合、過度な支援となる可能性が高いため、避けるべきと判断しました。

 

以上、医療・社会的観点から、8月1日での活動終了を決定致しました。

最後まで丁寧に活動して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

なお、これらは外部からのボランティアで、また特定の医療業種による支援を行っている私たちの撤収基準であり、今後も活動を続けていかれる地元ボランティアや、他業種の基準とは異なることをご理解いただければ幸いです。

 

 

2016年7月12日

三輪正敬

 

 

 

【熊本地震について 3】(2016.5.9)

 

熊本における支援活動につきまして、
これまで代表の三輪を含むスタッフ2名がそれぞれ
益城町(5月1日~5月5日:AMDA http://amda.or.jp/
熊本市(5月3日・5月4日:チームオレンジ)
にて活動させていただきましたが、
5月13日より、災プロ独自の支援を
南阿蘇村および西原村にて開始することとなりました。
 
発災から1か月を前に、避難の長期化した方々へ
私たち鍼灸マッサージ師の手を届けるべく、
これまで通り、地元に寄り添った丁寧な支援を心がけて参ります。
 
活動の詳細はこのHPのほか、
公式ツイッター:https://twitter.com/sai_pro
にて最新の情報を提供して参りますので、ご覧ください。
 
2016年5月9日

 

代表 三輪正敬
 
 
 

【熊本地震について 2】(2016.4.25)

 

2016年(平成28年)4月14日に発災した熊本地震につきまして、
被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。

九州における支援活動につきまして、

継続的な支援方法を模索しつつ、

まずはスタッフそれぞれが各地に入り、その場でできる支援を行いながら、

現地の状況を自らの目で確認していくこととなりました。

 

代表の三輪はAMDA(http://amda.or.jp/に参加し、

5/1~5/5、熊本県益城町にて活動します。

その他、スタッフ5名が5/13~16に熊本県阿蘇地方へ、

スタッフ1名が5/3・4と熊本県内へ向かいます。

 

現在、動けるスタッフが少ないため、HPの更新が遅れていますが、

公式ツイッター:https://twitter.com/sai_pro

facebook:災害鍼灸マッサージプロジェクト

にて最新の情報を提供しておりますのでご覧ください。

 

 

なお、被災地で活動される鍼灸師、マッサージ師の方々へ、
このHPにあります「活動ガイドライン」が参考になれば幸いです。
ご活用ください。


2016年4月25日
代表 三輪正敬

  

 

 

【熊本地震について】(2016.4.18)

 

2016年(平成28年)4月14日に発災した熊本地震につきまして、
被災された方々に心からのお見舞いを申し上げるとともに、
これ以上被害が広がることの無いよう、お祈りします。

現在、2011年の参加者等より活動開始に関する問い合わせをいただいておりますが、
・交通手段が限定されている
・ライフラインが整っていない
という点から、
現段階での現地入りは被災地に迷惑をかける可能性が高いと判断しております。

今後について、災プロスタッフのほとんどは関東在住であり、
それぞれが小さな鍼灸院を営む一般の鍼灸マッサージ師であるため
九州へ「通う」ことは現実的ではなく、
「あまり無理しては被災地に適った支援を続けられない」という方針上、
直接的な支援活動を行うかどうかは現段階では未定です。

九州にて継続的な支援団体が立ち上がることがあれば、
その後方支援に従事すること等も考えております。

なお、被災地で活動される鍼灸師、マッサージ師の方々へ、
このHPにあります「活動ガイドライン」が参考になれば幸いです。
ご活用ください。


代表 三輪正敬

 

 

 

【茨城県常総市での支援活動終了のご報告】(2015.10.25)


2015年9月19日(土)より行っておりました茨城県常総市における支援活動ですが、

2015年10月23日(金)の現地活動をもって終了とすることを決定致しました。

当初の撤収予定日であった10月5日より、血圧異常をはじめとした体調不良の確認された、

常総市役所内の限定部署職員への治療活動を行って参りましたが、


・10月24日から市役所内での応援職員が減っていく

・10月21日の新聞記事により罹災証明発行の目途がついたことが確認された

 (「常総市での活動報告」10/21に当該記事を掲載)

・10月25日は全員が休みをとれる


という状況であり、

災プロとしての積極的な支援は不要と判断しました。


一方で

・応援がいなくなることで、担当課は忙しいまま

・病欠を含め、依然として体調不良の職員はいる

・血圧も50%の職員が高いままである

・罹災証明の発行は済んでも「不服申し立て」への対応が続いている


という現状があります。

これに対しては


・治療記録は市役所人事課へ提出しており、あとは市役所側の課題と言える。

・災プロ活動に参加してくださるボランティアの主体が地元の先生となってきており、

 活動は地元にお任せした方が良い。


と判断しました。

以上により、災プロとしての公式の活動は終了します。


現在、物品の提供を含め、非公式の形で

ボランティアを続けられる地元の先生方をサポートしていくことを検討しています。


災プロが関わったのは偶然のご縁から茨城県常総市となりましたが、

関東東北豪雨災害による宮城県、栃木県、福島県などでの被害の様子も伺っております。

報道は少ないですが、仕事場や安らげる家屋を流失された方々の苦悩はいよいよ深いでしょう。

今回の関東東北豪雨災害により被災された方々の一日も早い復興と、今後のご無事をお祈り申し上げます。


2015年10月25日

三輪正敬




【常総市での支援活動終了の再延期について】(2015.10.11)


茨城県常総市にて行っている支援について、

10月10日(土)の活動終了を予定しておりましたが、
再延長を決定しました。

現在、常総市役所内で罹災証明発行のほか、

避難所運営、通常業務に忙殺されている部署の職員を対象とした活動を行っています。


10日に現地担当者が当該部署の課長とお話をし、以下の点を確認しました。

1、あらためてのニーズの有無
2、勤務終了が地元の一般的な治療院の営業時間外であること
3、災プロとの窓口となってくださっている市職員の通常業務に支障をきたさないこと
4、現在の治療および荷物保管スペースが引き続き使用可能であること

結果として、

1、ニーズについて
・10月5日以降に治療した職員の6割に血圧異常が見られる。
・東日本大震災時のような他県からの職員支援はなく(県内からの支援は多少あり)疲弊が強い。
・継続の希望が伺えた。

2、業務終了時間について

職員は朝8時前に入庁、早ければ19時半、遅いと23時前後まで業務であり、
土日祝日も休みがなく、地元の一般的な治療院の営業時間外である。

3、災プロとの窓口となってくださっている市職員の通常業務に支障をきたさないこと

積極的な了解を得られた。

4、スペースが引き続き使用可能であること

市の部署のため、急な引っ越しの可能性はあるものの、現在のところ、使用している部屋を引き続き

使用可能。

と条件がそろいました。

継続は、災プロの撤収基準の一つである「地元行政の安定」とも合致しており、

これまでのほぼ毎日の支援から規模を縮小しながらも延長することと決定しました。

なお、現在の活動が市職員のみを対象としている点について、

職員からは「市民を優先に」とも伺ってはおりますが、

避難所からの撤収理由については以下の2015年9月28日の中に明記しております。

ご理解頂ければ幸いです。

 

2015年10月11日
三輪正敬

 

罹災証明担当部署である水海道公民館
罹災証明発行担当部署である水海道公民館
【常総市での支援活動終了延期について】(2015.10.5)

災プロでは10月5日(月)の活動終了を予定しておりましたが、
急遽、10月10日(土)まで延長することとなりました。

10月5日当日、撤収のために、これまで活動しお世話になった
・常総市社会福祉協議会
・あすなろの里
・菅生公民館
・石下総合体育館
・常総市役所
の各所へご挨拶にまわり、市内の治療院案内を直接掲示、
または掲示をしてくださる職員さんへ手渡し、
もしくは利用者の方が自由に持っていけるように配置しました。

その中で、常総市役所を訪れた際、罹災証明を発行する部署が依然として睡眠時間を削って
仕事を続けなければならない状態であり、鍼灸マッサージのニーズがあることが判明致しました。

実際にその部署の方々の治療をしてみますと、
・朝は8時前に登庁し、日によっては23時前まで勤務
・食事も不規則となり胃腸の状態も良くない
・自身の自宅が床上浸水し、片づけもままならない中で仕事の方もいらっしゃる
・長時間にわたるパソコン作業による多種の症状が出ている
といった状態が確認されたため、
該当部署のある水海道公民館にて活動を継続することとなりました

小規模の活動ながら
撤収予定日当日の急な決定であり、人員が不足するため、
茨城県内の業団や、有志の個別鍼灸師グループにもお声かけし、
協働を呼び掛けています。
罹災証明担当部署である水海道公民館
2015年10月5日
三輪正敬



常総市内で開院が確認された7院のうち、掲載の了承を頂いた6院の鍼灸院、マッサージ院の広告を各活動場所に掲示させて頂いています。
常総市内で開院が確認された7院のうち、掲載の了承を頂いた6院の鍼灸院、マッサージ院の広告を各活動場所に掲示させて頂いています。

【常総市での支援活動終了予定のお知らせ】(2015.9.28)


当初9月27日までを予定していた茨城県常総市での活動ですが、現地の状況を踏まえて、
10月5日(月)の活動を以て終了とすることと決定しました。

まず、終了を1週間延長した理由としまして、

1、活動拠点である石下総合体育館
9月27日より、石下地区の他の避難所がここに統合され、現在90名ほどの避難者が最大140名になります。

2、常駐保健師の撤収
県の保健師1名+応援保健師1名の2名体制で巡回が
あるものの、9月26日の活動中も、数名の避難者から鍼灸師に健康相談(血圧が主)があるなど、
医療職のニーズはあることが感じられました。
鍼灸師からの治療報告が巡回保健師に渡る意義もあると思われます

3、職員
統合されたことで職員の応援が多くなるものの、夜間はこれまで通り担当の課の職員が夜勤にあたる体制は変わらないとのこと、
「鍼灸マッサージ師さんにはもう少し居てもらえると助かります」
という言葉を直接頂きました。

一方、あと一週間で終える理由としまして

1、避難所の環境
慢性期に入り、再受診も多くなっています。
地元医療機関への受診継続の予定がたっている患者さんも複数おられました。
統合されることで変化はあるかもしれませんが、継続的な支援は不要と感じられました。

2、もう一つの統合避難所
活動の展開を検討していたもう一つの統合避難所の「あすなろの里」ですが、26日の活動を通し、複数のマッサージ系ボランティアが入っている様子が感じとられ、健康被害も、10診中1名の心配な方を、M先生が夜勤看護師に報告したところ、にフォローされていたことから、私たちが特に人員を派遣する必要はないという印象を受けました。

3、職員
血圧測定により、9/19現在では、収縮期血圧が普段よりも30ほど高くなっているという結果でしたが、26日の活動では菅生公民館などでもほぼ平常通りの血圧となっておりまた石下総合体育館内にあります県の災害対策本部も落ち着いてきていて、市役所など、依然として忙殺されている部署がある場所へ積極的に入らない限り終了として良い数値でした。

4、地元鍼灸治療院の復活
スタッフにより調べることのできた市内すべての治療院へ電話調査を行ったところ、現在、常総市には7つの鍼灸マッサージ治療院が開院しており、調べた限りで被災したのはこのうち2院、そしてそのどちらも既に営業を再開していることがわかりました。
もちろん、自宅を失った被災者が有料の治療を受けるのは難しいのですが、職員は休みがとれるようになってきたため(全ての部署ではありませんが)、7院のうち、直接了承を頂いた6院の鍼灸院、マッサージ院の広告を各活動場所に掲示させて頂いています。

以上、医療的、社会的観点から、10月5日での活動終了を決定致しました。
最後まで丁寧に活動して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

なお、これらは外部からのボランティアである私たちの撤収基準であり、今後も活動を続けていかれる地元ボランティアの基準とは異なることをご理解いただければ幸いです。


2015年9月28日
三輪正敬

【関東東北豪雨災害支援のお知らせ】(2015.9.23)

 

関東東北豪雨災害を受けて、9月19日より茨城県常総市での支援活動を開始しております。

 

東日本大震災に比して報道は少ないのですが、被害は複数の県にわたり、避難生活者はもちろん、特に支援者の疲労が色濃いことが確認されています。

避難所の様子は2011年の災害と変わるところがありません。

もちろんニーズは刻々と変わるので、継続の有無は本日の活動を以て決定しますが、継続となった場合、ご協力をどうぞよろしくお願い致します。 

 

 

2015年9月23日
三輪正敬


【気仙沼市の治療院の新聞広告のお知らせ】(2012.2.3)

 

2011年5月1日~6月30日まで、治療家をPCATへ派遣するかたちで、災プロが活動した気仙沼市に

ついてご報告です。

 

市内の鍼灸マッサージ治療院の中で、WEB上で調べることができ、直接連絡をとって許可を頂くことの

できた治療院の一覧が、2012年2月5日(日)の新聞の折り込み広告として、市内に配布されます。

 

当時の活動場所であった 気仙沼市民会館、気仙沼小学校、気仙沼中学校にて、私たちの鍼灸治療、

マッサージ治療を受けられた方々が、引き続き地元の治療院へ通ってくださる契機となることを期待する

とともに、地元の先生方への一助となれば幸いです。

 

 

2012年2月3日
三輪正敬

 


【活動の完全終了について】(2012.1.25)
   
昨年12月6日に現地での治療活動を終了した災プロですが、いくつかの役目を続けております。
活動の完全終了はもう少し先となる予定ですので、ここにお知らせします。
 
・気仙沼の鍼灸治療院の新聞広告
気仙沼での活動中にご縁を頂いた地元の先生との相談から、気仙沼市内の鍼灸マッサージ治療院の広告を新聞の折り込みとして、市内に配布することになっております。
広告のレイアウトもほぼ完成しており、印刷も地元業者を選びました。
近日中に発注、配布します。
形式上、この配布を以て、活動の終了とします。
 
・現地からの報告、参加者感想の追加
活動参加者からの報告の掲載を続けています。
HPは保存し、現地でお世話になった方からの報告やニュースをのんびりですが定期的に掲載していく予定です。
 
・治療データの解析
鍼灸マッサージが被災地にてどのような働きができたのか、主訴や治療効果の統計を、カルテをもとに整理していきます。のべ6000名に迫る記録ですので時間はかかりますが、医療記録として、きちんと整理して参りたいと思います。
 
・書籍の刊行
災プロがわずかな期間にどのように立ち上がり、人が集まり、現地に受け入れられていったのか、また、要所でどのように団体としての判断を下し、活動を展開していったのか、ほかにも現地の方を含めた参加者たちの生の声や、避難所や仮設住宅における疾患の整理、医療連携など、活動の記録をまとめた書籍をヒューマンワールド社から刊行予定です。
 
どれも細々とした活動ですが、
 
「被災地を忘れない」こと、
 
大事にしていきたいと思っております。
 
                                                     2012年1月25日
                                                   三輪正敬
 

【撤収のご報告】(2011.12.20)
  
私たち災害鍼灸マッサージプロジェクトは
2011年12月6日に現地活動を終了しました。
 
3月27日の活動開始以来、
のべ参加者数は1083名。
のべ患者数は5986名。
となっております。
 
あらためて、今回の震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
 
そして、全国から活動に参加してくださった方々、蔭ながら活動を支えてくださった多くの方々、
私たちを受け入れてくださった現地の方々、全ての方に感謝申し上げます。
 
 
団体としては「解散」しますが、HPおよびブログは、情報提供の観点から、一定期間、小さな更新を繰り返しつつ保存する予定です。
 
また、これまでに登録された方の連絡先も保存させて頂きます。
(削除を希望される方がいらっしゃいましたらご連絡ください)
 
さらに、今後の災害時、鍼灸師・マッサージ師が速やかに動くことのできるよう、ヒューマンワールド社の協力を得て、災プロの活動記録をまとめた書籍を刊行予定です。
詳細は来年、HP上にてご紹介致します。
 
ご協力頂いた募金に関する会計報告は、助成金の報告書提出の完了する2月までに、こちらのHP上で公開する予定です。
いま暫くお待ちください。
 
災プロの活動は終了しますが、被災地にて、愛する家族を亡くされた方の悲しみはいよいよ深く、
住み慣れた家をを失った方の労苦は依然として続いております。
 
「忘れないでください」
という言葉を各地で頂きました。
関わらせて頂いた私たちにできる最後の務めと思います。
 
最後になりますが、これまで共に奮闘してきたスタッフの方々、あらためて、おつかれさまでした。
相手に押し付けることなく、ただ被災地のために粛々と静かにやるべきことをこなしてきた皆さま。
共に活動できたことを誇りに思います。
 
2011年12月18日
三輪正敬
 
 

【活動の完全終了予定と今後のボランティア募集について(2011.9.23)

8月22日のお知らせの中で、
 
新たなボランティアの募集を9月20日で終了、派遣を9月30日で終了すること、10月1日以降は、後方支援スタッフ及び9月20日までの登録者により、被災地からの完全撤収を視野に入れた活動を行っていくことを告知しました。
 
これを受けて、9月17日のミーティングにより、以下のように詳細を決定致しました。
 
10月1日~10月31日 これまでの活動の経験者(災プロ登録者)による南三陸での活動
11月1日~11月30日 現地メンバーおよび後方支援メンバーのみによる活動
12月はじめ 宮城県より完全撤収
 
今後は、南三陸町内の複数の仮設住宅集会所を、現地の社会福祉協議会や保健師さんと連携
した上で、地元の先生と共にまわっていく予定です。
 
なお、10月中の参加者の条件として、
 1、災プロ登録者に限る
 2、一日に3名以内
 3、運転免許所有者を優先
がございます。
 
ご理解いただければ幸いです。
 
 
                                    2011年9月23日
                                        三輪正敬
 

【医療事故と対策のお知らせ(2011.9.15)
 
9月10日、石巻PCATでの鍼灸師の施術後、抜鍼忘れのミスがありました。
 
治療翌日の11日に患者様の同僚を通じて、医師団へ報告がありました。
 
発覚後、速やかに医師の診察を受けることができ、幸い内臓損傷などの重大事故には至らなかったものの、
被災地で活動する全ての鍼灸師の方々への注意喚起となればと、ここにお知らせ致します。
施術前後で鍼の本数を必ず確認することなど、どうぞ改めてご留意ください。
 
再発防止を防ぐため、災プロでは事故防止マニュアルを作成しました。
現地へ赴く方は必ずご覧ください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓↓
  
                                        
                                  2011年9月15日
三輪正敬
 

【募金のお願い終了のお知らせ(2011.9.1)

 

新規ボランティア派遣を9月30日までとする後方支援の決定に伴い、
8月31日をもって募金の受付を終了致しました。

これまでの多大なるご支援、誠にありがとうございました。

 

頂いたご支援は、現地活動の際に必要な物品の購入や、
自営業者の多い鍼灸師、マッサージ師の現地での宿泊費、交通費の補助、
共に活動をしている地元の先生や事務員への謝礼などに活用させていただき、
のべ5000名に迫る被災者やその支援者の方々の痛みや苦しみを
少しでもらくにする活動を行うことができました。

 

募金総額及び、使用用途の詳細に関しましては、
活動の完全終了後、

 

ブログ(http://890iwanuma.blog.so-net.ne.jp/) 上および
HP(http://sinkyu-sos.jimdo.com/) 上にて

 

責任を持ちましてご報告させていただきます。

 

なお、購入した物品のその後や募金の活用方法については
ホームページの「ちょこっと支援」のページへ既に一部を紹介してありますので、
どうぞご覧ください。

 

募金の受け付けは終了し、一般ボランティア派遣終了時期も決まりましたが、
10月以降も、スタッフや再参加者による現地支援活動は続けて参ります。
今後の私たちの活動を温かく見守っていただければ幸いです。


                              

                                                                                     2011年9月1日

災害鍼灸マッサージプロジェクト

代表 三輪正敬

 [事務所所在地]

 東京都調布市富士見町4-11-5

 


【活動費補助のお知らせ】(2011.8.25)
 
多くの有志の方々からの募金や助成金を受けて、災プロでは、
 
 活動期間内(3月26日~活動終了まで)の全参加者の現地宿泊費及び交通費を全額負担することを決定致しました。
 

 

ご協力いただいた皆さまへ、あらためて、深く感謝申し上げます。
 
宿泊費に関して、
 ※部屋は基本的に他の参加者と相部屋となります。ご了承ください。
 ※補助は素泊まりの料金です。食費は各自でのご負担となりますので、ご了承ください。
 
また、個別にご連絡差し上げておりますように、活動開始の3月26日以降、7月31日までの参加者の方の、宿泊費・交通費の領収書の本部への送付の締め切りが
 
 2011年8月31日

 

となっておりますので、どうぞご協力ください。
 
自発的で自己負担を厭わない「ボランティア活動」であることの意義は参加者各位にとって非常に大きいことは確かです。
既に補助金辞退のご連絡も複数頂いており、ありがたくお受けしております。
 
一方で、他の医療業種が経済的基盤を持った「プロとして」活動している中、鍼灸マッサージ師も、
「医療のプロフェッショナル」として資金を得て活動できること、その前例が存在することは有意義と考えられます。
また、資金の問題がクリアされることにより繰り返し活動に参加できる方がいらっしゃいます。
 
多くの募金も、
  
「現地に足を運べない自分のために、代わりに被災地で活躍してくださる治療家への補助となれば」 
  
というご意思のもとに集まっております。
 
被災地を思う全ての意思を活動に反映させるため、これまで活動へ参加された皆さま、これから参加される皆さまへどうぞご協力をお願い申し上げます。
 
                                                 2011年8月25日
三輪正敬

【活動の終了予定について】(2011.8.22)
 
災プロでは、新たなボランティアの募集を9月20日で終了、派遣を9月30日で終了することを
8月21日の会議にて正式に決定致しました。

10月1日以降は、後方支援スタッフ及び9月20日までの登録者により、
被災地からの完全撤収を視野に入れた活動を行って参ります。

マニュアルにもありますように、災プロの活動場所は主に避難所と役場内でした。

現在、多くの避難所が閉鎖となってきたこと、行政職員の休みが増えたことから、
被災地支援における災プロの役割は一段落したと考えられます。

無論、仮設住宅への入居=ゴールではありません。
報道にもありますように、阪神大震災における仮設住宅の問題を繰り返さないための
あらゆる方策が必要であり、ここにおいても、例えば訪問マッサージの形態などを通して
鍼灸師・マッサージ師の果たせる役割は大きいでしょう。

患者さんを紹介すべき地元鍼灸師が不在の南三陸町では既に仮設住宅の集会場における
治療活動も始まっております。

大切な方を亡くされた方、安らぐ場所を失った方へどこまでも寄りそい、できる限りの支援を
続けたい気持ちは後方支援一同、変わりません。

しかしながら、3月末より走り続けてきた私たちが何より大切にしてきたことの一つに
「現地からの撤収方法」があり、避難所における支援を主としてきた私たちがこれまでと同様、
できるだけ現地に負担をかけずに撤収を行うタイミングは今であると判断しました。

9月末まではこれまで通りの支援を行い、10月以降も小規模支援を繰り返して参ります。

今後とも、皆さまの温かい見守りと、熱意あるご参加を、どうぞよろしくお願い申し上げます。


                                    2011年8月22日
                            災害鍼灸マッサージプロジェクト
                                    代表 三輪正敬
 
 

 【活動費補助のお知らせ】(2011.7.31) 
 
多くの有志の方々からの募金や助成金を受けて、災プロでは2011年8月1日以降
活動に参加される方々の現地宿泊費を全額負担することを決定致しました。
ご協力いただいた皆さまへ、あらためて、深く感謝申し上げます。
交通費に関しては現在検討中ですが、ガソリン代などの領収書も併せて送付をお願い致します。)
 ※部屋は基本的に他の参加者と相部屋となります。ご了承ください。
 ※補助は素泊まりの料金です。食費は各自でのご負担となりますので、ご了承ください。
 
また、活動開始の3月26日以降に参加された方々へも、本日(7月31日)までに、宿泊費・交通費・物品費用の領収書の本部への送付のお願いをメールにて連絡しております。
こちらは締め切りが
 
 2011年8月31
 
となっておりますので、どうぞご協力ください。
 
自発的で自己負担を厭わない「ボランティア活動」であることの意義は参加者各位にとって非常に大きいことは確かです。
既に補助金辞退のご連絡も複数頂いており、ありがたくお受けしております。
 
一方で、他の医療業種が経済的基盤を持った「プロとして」活動している中、鍼灸マッサージ師も、「医療のプロフェッショナル」として資金を得て活動できること、その前例が存在することは有意義と考えられます。
また、資金の問題がクリアされることにより繰り返し活動に参加できる方がいらっしゃいます。
 
多くの募金も、
  
「現地に足を運べない自分のために、代わりに被災地で活躍してくださる治療家への補助となれば」
  
というご意思のもとに集まっております。
 
被災地を思う全ての意思を活動に反映させるため、これまで活動へ参加された皆さま、これから参加される皆さまへどうぞご協力をお願い申し上げます。
 
                                     2011年7月31日
三輪正敬
 

【活動経過報告】 (2011.5.13)

 

活動経過報告をお知らせ致します。
5月12日を以て、以下の拠点から撤収しました。

  

【宮城県岩沼市】
・岩沼市役所
・岩沼市民会館
・岩沼社協
→5月7日撤収

  

●理由:
行政機能の回復。市役所はいまだ忙しい部署もあるが、通常業務も可能になってきた。岩沼市民会会館は、6月はじめまでには避難者全員が仮設住宅に入る目途がついた。社協職員への施術は、断続的な支援だったが、最も多忙なゴールデンウィークを越えたため、市役所と避難所からの撤収を機に、同様とした。
市民会館の館長さんからは「保健師や医師らとの話の中でも出ましたが、鍼灸マッサージ師が医療連携の中でこれだけしっかりやってくださることを初めて知りました。一ヶ月半にわたる継続した支援、本当にありがたかったです」との言葉。
 
【宮城県名取市】

・名取消防署

・名取市役所

→5月12日撤収

  

●理由:

行政機能の回復。市役所は復興支援の部署がこれから忙しくなるためニーズは

あるが、通常業務が可能になってきた。消防も同様。当初の36時間勤務から

通常シフトに戻りつつある。

どちらにも折り畳みベッドなどの物品を置かせていただくことに。今後展開する

気仙沼や南三陸町に輸送予定。

 

・名取文化会館

→ゴールデンウィークのみ活動後、撤収。

 

●理由:

継続も検討したが、柔整師の団体が定期的に入っているため。

 

【宮城県塩竃市】

・塩竃市役所

→5月12日撤収

 

●理由:

行政機能の回復。通常業務が可能になってきた。

 

・塩竃市桂島/野々島/寒風沢島

→5月12日撤収

 

●理由:

継続した人員派遣が困難となった。船を乗り継いでいく島は、危険もあり、ボラ

ンティアは我々のような医療職しか許可されていない。避難所までの道のりも複

雑で、前任者がいなければたどり着くことも難しいのが現状。島の責任者との連

絡も必須だが、これも前任者なしには困難。GW後、継続した応募が途切れたた

め、撤収とした。

ニーズは依然としてあり、特に、重機も入れず、仮設住宅の建設も夏以降と非常

に遅い点、常駐の医師がおらず、保健師の巡回も2週に一度となっている点から

これまで我々の居た意味は非常に大きく、本来ならば継続した支援が望まれる。

今後、経験者が再訪できる時に限り、臨時に募集をかける可能性あり。

  

以上の拠点は、「もう支援不要」というわけでは決してありません。

これまでのように、継続して人員を送る必要のない体制になってきたことと、プロジェクトとしての一時的な人員不足によるものです。

 

<今後について>

新たに

●気仙沼(医師団と協働) 5/1~

 ※現在活動中。詳細はPCATでの活動ページを御参照下さい。

●石巻市  来週より 

●南三陸町(『災害鍼灸マッサージプロジェクト』独自) 5/28~

 ※現在活動中。詳細は南三陸町での活動ページを御参照下さい。 

での活動を開始・計画しています。

 

展開に関しまして、全ての現場に関して、現在調整中のため、連絡が直前となり、応募者の皆様にはご迷惑をおかけしていますが、どうぞご理解下さいますよう、お願い申し上げます。

 

なお、鍼灸マッサージ師の被災地における働きについて、5月1日から9日まで、主に当プロジェクトから13名の鍼灸マッサージ師が参加した医師団(日本プライマリケア連合学会)から以下のような評価を受けています。

 

 『気仙沼中学救護所の医師より、継続的に鍼灸師の方を派遣できないか、という依頼が

 ありました。避難生活が長引いている避難所の方々には、医師よりもゆっくり話もできる

 鍼灸やマッサージが必要なのではないか、と。「窮屈なところにいるため、肩こり、緊張性

 頭痛の方がたくさんいらっしゃり、鍼灸は連日大人気でした。鍼灸があることにより、リラッ

 クスできる。また個室であり、自分の思いのたけを鍼灸師に話すことができ、これにより精

 神的な安定がはかれるといった長所があると考えました。」』

 

 

団体同士の連携も必要と感じています。

 

自らが被災者でありながら、支援活動を始められた地元の先生方も多く、そういった先生方がよりよい活動をしていくことができるように、全国の治療家たちが引き続き、あらゆる形で協力していくこと、全ての枠を越えて、業界が一丸となって支援にあたることが求められています。

 

                                             2011年5月13日

                               

                                     災害鍼灸マッサージプロジェクト

                                              代表  三輪正敬

   

                             

 

 


【ボランティア活動に参加するためには】(2011.4.24) 

 

これからボランティアに参加される鍼灸マッサージ師の方々へ。 

現地行政から、「個人的な問い合わせの電話や飛び込みが来て対応に苦慮している」との 報告が届いております。

少しでも助けになればと熱意を込めたお電話も、現地からすれば「見知らぬ人」からの連絡。

ありがたい気持ちは持ちつつも、単発ではない、継続可能な、信頼できる機関なのかどうかわからず、対応に苦慮していらっしゃるそうです。

これら一つ一つの相談の電話も、重なれば通常業務を妨げる大きな負担になることを意識し、個人的な連絡は避けるなど、被災地行政への配慮が求められています。

どうぞご理解ください。

 

震災直後の混乱した状態では、個人的な縁故などを通じて現地入りした個々人の活動が、局所的なニーズに対応し、功を奏しました。                                   

真っ先に被災地へ飛び込んで活躍された全ての先生方に敬意を表します。 

 

現段階では、既に現地で信頼を得て、活動を継続している、または、これから継続を始める団体を通して、現地入りすることが、ボランティアの熱意を生かす最善の方法となります。

各師会もボランティアの募集を始めております。

私たち「災害鍼灸マッサージプロジェクト」も、宮城県社協を通して活動しており、岩沼市、名取市、塩竃市など各災害対策本部内での治療活動を経て、行政からも一定の評価と信頼を得ております。募集も、師会の枠を超えて行っております。(師会の募集も枠を越えて行われております)

 

これら団体を通じ、より組織的に治療家たちが配置されることが、現地(受け入れ側)の対応負担を 軽減する意味でも、私たちの治療を一層効果的に被災地へ行き届かせるためにも、望ましくなっております。

被災地はあまりに広範囲であり、団体も、個人も、鍼灸マッサージ業界が一丸となることで 初めて、 全ての団体の枠を超えた私たち全員の共通目的である、「鍼灸マッサージという一医療分野による復興支援」が可能になるでしょう。

どうぞご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

                                 災害鍼灸マッサージプロジェクト

                                          代表 三輪正敬

                     


 

5月8日以降の活動について】(20114.25 

 

5月8日以降の活動について、被災地における鍼灸マッサージ治療のニーズが膨大であることを受けまして、当プロジェクトの続行を決定致しました。

現在、活動は以下に広がっており、みなさまの一層の協力が求められております。

岩沼市民会館(5月7日まで)
岩沼市役所
岩沼社協
名取市役所
名取消防本部

塩竃市役所
桂島
野々島
寒風沢島

拠点が増えたことを受け、後方支援の拡充を目指しております。

後方支援への参加を含め、ボランティアへのご参加をお待ちしております。

また、参加して頂く治療家、及び後方支援への協力者数が増えた場合、さらなる活動展開の可能性も考えております。
どうぞ、当HP内の「募集要項」のページからお申込ください。(※後方支援スタッフに関しましては、「後方スタッフ募集について」のページをご覧下さい。)
現地では多くの方が治療家の「手」を必要としております。

なお、応募の集中するゴールデンウィークの「後」こそ、人材が求められていることを心に留めて

いただければ幸いです。
 
《後方支援スタッフへのご理解を》
こちらのページを運営している後方支援のスタッフは、「学生である」「育児がある」などの理由から、現地へ行くことはできないが、できることをしたいと、やはり無償のボランティアで運営業務にあたってくださっています。

 
具体的には、以下に挙げる仕事その他を、自分の時間を削って、少人数でこなしております。

・新規申込に返答する
・質問に返答する
・スケジューリング作成
・名簿作成
・メーリングリストへの登録
・メーリングリストの管理
・現地への連絡
・ブログやHPなどで情報発信をする
・個々の参加者から感想文、治療メモを収集する
・現地行政や師会との連絡を取る
・現地雑務の調整
・現地からの相談を受ける
・現地からの報告を受ける
・経理事務

活動にご協力くださる治療家の方々へ、できるだけ安全に、またスムーズに現場へ入っていただくべく日々心を砕いておりますが、私たち後方支援の役割は、「現地でニーズのある場所へ、ボランティア希望の鍼灸マッサージ師を紹介する」 ということにとどまります。

交通手段や宿など、現地から集まる情報はできるだけ発信しておりますが、これら提供できる情報は全てWEB上にて公開しております。
よって、HPやブログをすみずみまでご覧になり、載っていないものに関しては私たちにも不明であるとご理解いただき、不要な質問などは控えてください。

ボランティアの基本は「自己完結」とありますように、

cf ボランティアの作法http://www.bousai.go.jp/minna/bousai-volunteer/kihan/)  

被災地ではめまぐるしく状態が変化するため、どんな前情報も万全ではないと覚悟し、全てご自分で臨機応変に解決するようにしていただかなければなりません。

また、そのような方でなければ、混乱する被災地ではかえって、周囲の迷惑となる可能性の高いことを心に留めてくだされば幸いです。

 

どうぞご理解とご協力をお願い致します。

 

                          災害鍼灸マッサージプロジェクト

                                  代表 三輪正敬

 


 

【現地活動の際の留意点 (2011.3.25)

 

 

《ボランティアの一員であること》
初めに述べたように鍼灸マッサージ師と言っても、ボランティアの一員です。最低限、守るべきルール、被災者の生活を妨げないための注意点、起こりうるトラブルへの対処法のチェックなどを行っておかなければなりません。 

 

*以下に紹介するHPなど、いくつかのHPで確認しておくとよいでしょう。

内閣府 「ボランティアの作法」 
 

日本トラウマティックストレス学会 

 

日本看護協会 「ボランティアに行く前の準備」

                      

 

《信頼関係の構築》
治療は、いきなり現地へ行って、すぐに開始できるものではありません。初めて見た

人間に自分の体をあずけることができるでしょうか。新たな対人関係は、それだけでも被災者にストレスを与える事実に留意すべきです。始めのうちは治療にこだわらず、 炊き出しの手伝いや挨拶など、通常の援助活動を通して信頼関係を構築することが 求められるでしょう。また、周囲の援助者との連携の点からも、一泊二日などは避けたいところです。一方で、治療家の体調維持も求められるため、4日以上7日未満を推奨します。

 

 

 

《治療に入るコツ》
治療活動に入る際、血圧計や体温計などを持参することで、医療活動の一環との認識が得られ、緊張が解け、またそれらの数値を報告することで医師との関係を築く手助けになるかもしれません。普段はこういった器具を使用しないという方も、自分のやり方に固執しないことが求められます。被災者にとって最善の方法をとれること、他の支援者との連携が、何よりも大切です。 

 

 

《自分を大切にすること》
甚大な災害です。遺体を目撃すること、ご遺族の悲嘆に直接触れることもあるでしょう。理不尽な怒りをぶつけられる可能性もあります。また、テレビでは見慣れていた瓦礫の山を自分の目で見ることは想像以上にショックなこともあります。そういった、自分が受けるダメージを覚悟していくこと、帰宅後に自分をケアできる方法を用意しておくことが大切です。また、現地へ飛び込んだ高揚感から、自身の疲労を無視し、過労に陥るケースもあります。無理をしないことが大切です。

 

良い前例を作ること》
一つの土地に年単位で治療院を構えることと異なり、ボランティアは通常、期限があり、後任への引き継ぎがあります。現場へ赴く個々人が、鍼灸の世界を代表する心持ちで、腹を据えて、冷静に、自らの仕事をこなしていくことで、後任として後に続くボランティアの治療効率は格段に上がるでしょう。良い前例を作ることが大切です。

 

                                                 以上

 

 [追記~活動に参加された方へ~]

 現地での活動より帰宅された後に、こころの不調を感じられた参加メンバーの方が

 いらっしゃいましたら、ボランティアの臨床心理士が電話で相談を受け付けますので、

 ご連絡下さい。なお、期限・対応人数については未定ですので、ご了承下さい。

  

 

 

 

 

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