【北海道胆振東部地震支援について】(2018.9.22)
2018年(平成30年)9月6日に発災した北海道胆振東部地震につきまして、
亡くなられた方おひとりおひとりのご冥福をお祈り致しますとともに、
被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。
災プロによる支援に関しまして、
9月17日(月)に先遣隊として2名のスタッフが鵡川町と厚真町を訪れました。
継続的な支援を計画しておりましたが、
登録に訪れた東胆振東部3町医療救護保健調整本部から
「9月16日より全ての医療系ボランティアの受けいれを中止した」と回答があったこと、
また同日、北海道庁より鍼灸マッサージ禁止の通達があったことから
活動を見合わせています。
避難所生活も2週間を越えております。
私たちの経験上、国家資格を持つ鍼灸師やマッサージ師による支援は必ず避難者の助けになると確信しておりますが、上記理由から待機としております。
活動開始が決まりましたらこちらのページでお知らせいたします。
被災地の復興が速やかに進むことをお祈りしつつ。
【平成30年7月豪雨における支援活動開始のご報告】(2018.7.14)
なお、7月11日時点では隣接する尾道市役所での支援活動予定を
報告しておりましたが、7月13日13時ころに尾道市役所の担当者から電話があり、
市役所での支援活動は急遽中止となりました。
理由として
・市役所の部屋が空いていない
・通常業務に戻ってきてきている部署もある
・周囲の医療機関も開いている
とのことです。
被災地では状況の変化が大きく、
こうした変更のあることをご理解いただければ幸いです。
【災プロのボランティアに参加される方は必ずお読み下さい】
「持ち物」なども記載してあります。
【熊本地震における支援活動終了のご報告】(2016.8.2)
2016年5月13日より行っておりました熊本県西原村における支援活動ですが、
2016年8月1日をもって現地活動を終了致しました。
8月2日現在、現地では依然として避難所が残り、
仮設住宅での暮らしの始まったばかりの方々は新たな苦労に直面されていることと思われます。
そのような中での撤収は、地元の方々のお顔が浮かぶ私たちにとって本当に心苦しいものですが、
7月12日に掲載しました理由により、予定通り災プロとしての公式の活動は終了することになりました。
災プロが関わったのは偶然のご縁から熊本県西原村となりましたが、
熊本地震による被害は熊本県、大分県など広範囲にわたっております。
また、災害により大切なものを失った方々の辛苦は容易に癒えるものではなく、
いまだ倒壊したままの姿で残る家屋も残る中、
引き続き様々な支援が必要とされております。
今回の熊本地震により被災された方々の一日も早い復興と、
今後のご無事をお祈り申し上げます。
2016年8月2日
三輪正敬
【熊本県西原村での支援活動終了予定のお知らせ】(2016.7.12)
5月13日より継続している熊本県西原村での支援活動ですが、
現地の状況を踏まえて、8月1日を以て終了することと決定しました。
理由といたしまして
1、仮設住宅への入居完了予定
7月8日発行の西原村広報号外にて告知されています通り
村内の仮設住宅が完成し、7月末には入居が完了する見込みとなりました。
もちろん、仮設住宅入居は復興の通過点に過ぎず、まだ必要な種類の支援はあります。
それでも、被災された方々の自立が進む中、これに協力させていただくには、
外部からの支援者である私たちによる継続的支援は終了する時期と判断致しました。
2、避難所の環境
慢性期に入り、再受診も多くなっています。
地元や周囲自治体の医療機関への受診継続の予定がたっている患者さんがほとんどとなりました。この点でも、継続的な支援は不要と感じられました。
3、地元の鍼灸マッサージ治療院
現在、西原村には、私たちが調査した限り、協働しております「からだ学集塾」様の1軒のみが開院しております。災プロが活動を続けることで増えていく鍼灸受療希望者が、もしもこの後を引き継いでくださる地元の鍼灸マッサージ施術のキャパシティを越えた場合、過度な支援となる可能性が高いため、避けるべきと判断しました。
以上、医療・社会的観点から、8月1日での活動終了を決定致しました。
最後まで丁寧に活動して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。
なお、これらは外部からのボランティアで、また特定の医療業種による支援を行っている私たちの撤収基準であり、今後も活動を続けていかれる地元ボランティアや、他業種の基準とは異なることをご理解いただければ幸いです。
2016年7月12日
三輪正敬
【熊本地震について 3】(2016.5.9)
【熊本地震について 2】(2016.4.25)
2016年(平成28年)4月14日に発災した熊本地震につきまして、
被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。
九州における支援活動につきまして、
継続的な支援方法を模索しつつ、
まずはスタッフそれぞれが各地に入り、その場でできる支援を行いながら、
現地の状況を自らの目で確認していくこととなりました。
代表の三輪はAMDA(http://amda.or.jp/)に参加し、
5/1~5/5、熊本県益城町にて活動します。
その他、スタッフ5名が5/13~16に熊本県阿蘇地方へ、
スタッフ1名が5/3・4と熊本県内へ向かいます。
現在、動けるスタッフが少ないため、HPの更新が遅れていますが、
公式ツイッター:https://twitter.com/sai_pro
facebook:災害鍼灸マッサージプロジェクト
にて最新の情報を提供しておりますのでご覧ください。
なお、被災地で活動される鍼灸師、マッサージ師の方々へ、
このHPにあります「活動ガイドライン」が参考になれば幸いです。
ご活用ください。
2016年4月25日
代表 三輪正敬
【熊本地震について】(2016.4.18)
2016年(平成28年)4月14日に発災した熊本地震につきまして、
被災された方々に心からのお見舞いを申し上げるとともに、
これ以上被害が広がることの無いよう、お祈りします。
現在、2011年の参加者等より活動開始に関する問い合わせをいただいておりますが、
・交通手段が限定されている
・ライフラインが整っていない
という点から、
現段階での現地入りは被災地に迷惑をかける可能性が高いと判断しております。
今後について、災プロスタッフのほとんどは関東在住であり、
それぞれが小さな鍼灸院を営む一般の鍼灸マッサージ師であるため
九州へ「通う」ことは現実的ではなく、
「あまり無理しては被災地に適った支援を続けられない」という方針上、
直接的な支援活動を行うかどうかは現段階では未定です。
九州にて継続的な支援団体が立ち上がることがあれば、
その後方支援に従事すること等も考えております。
なお、被災地で活動される鍼灸師、マッサージ師の方々へ、
このHPにあります「活動ガイドライン」が参考になれば幸いです。
ご活用ください。
代表 三輪正敬
【茨城県常総市での支援活動終了のご報告】(2015.10.25)
2015年9月19日(土)より行っておりました茨城県常総市における支援活動ですが、
2015年10月23日(金)の現地活動をもって終了とすることを決定致しました。
当初の撤収予定日であった10月5日より、血圧異常をはじめとした体調不良の確認された、
常総市役所内の限定部署職員への治療活動を行って参りましたが、
・10月24日から市役所内での応援職員が減っていく
・10月21日の新聞記事により罹災証明発行の目途がついたことが確認された
(「常総市での活動報告」10/21に当該記事を掲載)
・10月25日は全員が休みをとれる
という状況であり、
災プロとしての積極的な支援は不要と判断しました。
一方で
・応援がいなくなることで、担当課は忙しいまま
・病欠を含め、依然として体調不良の職員はいる
・血圧も50%の職員が高いままである
・罹災証明の発行は済んでも「不服申し立て」への対応が続いている
という現状があります。
これに対しては
・治療記録は市役所人事課へ提出しており、あとは市役所側の課題と言える。
・災プロ活動に参加してくださるボランティアの主体が地元の先生となってきており、
活動は地元にお任せした方が良い。
と判断しました。
以上により、災プロとしての公式の活動は終了します。
現在、物品の提供を含め、非公式の形で
ボランティアを続けられる地元の先生方をサポートしていくことを検討しています。
災プロが関わったのは偶然のご縁から茨城県常総市となりましたが、
関東東北豪雨災害による宮城県、栃木県、福島県などでの被害の様子も伺っております。
報道は少ないですが、仕事場や安らげる家屋を流失された方々の苦悩はいよいよ深いでしょう。
今回の関東東北豪雨災害により被災された方々の一日も早い復興と、今後のご無事をお祈り申し上げます。
2015年10月25日
三輪正敬
【常総市での支援活動終了の再延期について】(2015.10.11)
茨城県常総市にて行っている支援について、
10月10日(土)の活動終了を予定しておりましたが、
再延長を決定しました。
現在、常総市役所内で罹災証明発行のほか、
避難所運営、通常業務に忙殺されている部署の職員を対象とした活動を行っています。
10日に現地担当者が当該部署の課長とお話をし、以下の点を確認しました。
1、あらためてのニーズの有無
2、勤務終了が地元の一般的な治療院の営業時間外であること
3、災プロとの窓口となってくださっている市職員の通常業務に支障をきたさないこと
4、現在の治療および荷物保管スペースが引き続き使用可能であること
結果として、
1、ニーズについて
・10月5日以降に治療した職員の6割に血圧異常が見られる。
・東日本大震災時のような他県からの職員支援はなく(県内からの支援は多少あり)疲弊が強い。
・継続の希望が伺えた。
2、業務終了時間について
職員は朝8時前に入庁、早ければ19時半、遅いと23時前後まで業務であり、
土日祝日も休みがなく、地元の一般的な治療院の営業時間外である。
3、災プロとの窓口となってくださっている市職員の通常業務に支障をきたさないこと
積極的な了解を得られた。
4、スペースが引き続き使用可能であること
市の部署のため、急な引っ越しの可能性はあるものの、現在のところ、使用している部屋を引き続き
使用可能。
と条件がそろいました。
継続は、災プロの撤収基準の一つである「地元行政の安定」とも合致しており、
これまでのほぼ毎日の支援から規模を縮小しながらも延長することと決定しました。
なお、現在の活動が市職員のみを対象としている点について、
職員からは「市民を優先に」とも伺ってはおりますが、
避難所からの撤収理由については以下の2015年9月28日の中に明記しております。
ご理解頂ければ幸いです。
2015年10月11日
三輪正敬
【常総市での支援活動終了予定のお知らせ】(2015.9.28)
【関東東北豪雨災害支援のお知らせ】(2015.9.23)
関東東北豪雨災害を受けて、9月19日より茨城県常総市での支援活動を開始しております。
東日本大震災に比して報道は少ないのですが、被害は複数の県にわたり、避難生活者はもちろん、特に支援者の疲労が色濃いことが確認されています。
避難所の様子は2011年の災害と変わるところがありません。
もちろんニーズは刻々と変わるので、継続の有無は本日の活動を以て決定しますが、継続となった場合、ご協力をどうぞよろしくお願い致します。
2015年9月23日
三輪正敬
【気仙沼市の治療院の新聞広告のお知らせ】(2012.2.3)
2011年5月1日~6月30日まで、治療家をPCATへ派遣するかたちで、災プロが活動した気仙沼市に
ついてご報告です。
市内の鍼灸マッサージ治療院の中で、WEB上で調べることができ、直接連絡をとって許可を頂くことの
できた治療院の一覧が、2012年2月5日(日)の新聞の折り込み広告として、市内に配布されます。
当時の活動場所であった 気仙沼市民会館、気仙沼小学校、気仙沼中学校にて、私たちの鍼灸治療、
マッサージ治療を受けられた方々が、引き続き地元の治療院へ通ってくださる契機となることを期待する
とともに、地元の先生方への一助となれば幸いです。
2012年2月3日
三輪正敬
新規ボランティア派遣を9月30日までとする後方支援の決定に伴い、
8月31日をもって募金の受付を終了致しました。
これまでの多大なるご支援、誠にありがとうございました。
頂いたご支援は、現地活動の際に必要な物品の購入や、
自営業者の多い鍼灸師、マッサージ師の現地での宿泊費、交通費の補助、
共に活動をしている地元の先生や事務員への謝礼などに活用させていただき、
のべ5000名に迫る被災者やその支援者の方々の痛みや苦しみを
少しでもらくにする活動を行うことができました。
募金総額及び、使用用途の詳細に関しましては、
活動の完全終了後、
ブログ(http://890iwanuma.blog.so-net.ne.jp/) 上および
HP(http://sinkyu-sos.jimdo.com/) 上にて
責任を持ちましてご報告させていただきます。
なお、購入した物品のその後や募金の活用方法については
ホームページの「ちょこっと支援」のページへ既に一部を紹介してありますので、
どうぞご覧ください。
募金の受け付けは終了し、一般ボランティア派遣終了時期も決まりましたが、
10月以降も、スタッフや再参加者による現地支援活動は続けて参ります。
今後の私たちの活動を温かく見守っていただければ幸いです。
2011年9月1日
災害鍼灸マッサージプロジェクト
代表 三輪正敬
[事務所所在地]
東京都調布市富士見町4-11-5
【活動経過報告】 (2011.5.13)
活動経過報告をお知らせ致します。
5月12日を以て、以下の拠点から撤収しました。
【宮城県岩沼市】
・岩沼市役所
・岩沼市民会館
・岩沼社協
→5月7日撤収
●理由:
行政機能の回復。市役所はいまだ忙しい部署もあるが、通常業務も可能になってきた。岩沼市民会会館は、6月はじめまでには避難者全員が仮設住宅に入る目途がついた。社協職員への施術は、断続的な支援だったが、最も多忙なゴールデンウィークを越えたため、市役所と避難所からの撤収を機に、同様とした。
市民会館の館長さんからは「保健師や医師らとの話の中でも出ましたが、鍼灸マッサージ師が医療連携の中でこれだけしっかりやってくださることを初めて知りました。一ヶ月半にわたる継続した支援、本当にありがたかったです」との言葉。
【宮城県名取市】
・名取消防署
・名取市役所
→5月12日撤収
●理由:
行政機能の回復。市役所は復興支援の部署がこれから忙しくなるためニーズは
あるが、通常業務が可能になってきた。消防も同様。当初の36時間勤務から
通常シフトに戻りつつある。
どちらにも折り畳みベッドなどの物品を置かせていただくことに。今後展開する
気仙沼や南三陸町に輸送予定。
・名取文化会館
→ゴールデンウィークのみ活動後、撤収。
●理由:
継続も検討したが、柔整師の団体が定期的に入っているため。
【宮城県塩竃市】
・塩竃市役所
→5月12日撤収
●理由:
行政機能の回復。通常業務が可能になってきた。
・塩竃市桂島/野々島/寒風沢島
→5月12日撤収
●理由:
継続した人員派遣が困難となった。船を乗り継いでいく島は、危険もあり、ボラ
ンティアは我々のような医療職しか許可されていない。避難所までの道のりも複
雑で、前任者がいなければたどり着くことも難しいのが現状。島の責任者との連
絡も必須だが、これも前任者なしには困難。GW後、継続した応募が途切れたた
め、撤収とした。
ニーズは依然としてあり、特に、重機も入れず、仮設住宅の建設も夏以降と非常
に遅い点、常駐の医師がおらず、保健師の巡回も2週に一度となっている点から
これまで我々の居た意味は非常に大きく、本来ならば継続した支援が望まれる。
今後、経験者が再訪できる時に限り、臨時に募集をかける可能性あり。
以上の拠点は、「もう支援不要」というわけでは決してありません。
これまでのように、継続して人員を送る必要のない体制になってきたことと、プロジェクトとしての一時的な人員不足によるものです。
<今後について>
新たに
●気仙沼(医師団と協働) 5/1~
※現在活動中。詳細はPCATでの活動ページを御参照下さい。
●石巻市 来週より
●南三陸町(『災害鍼灸マッサージプロジェクト』独自) 5/28~
※現在活動中。詳細は南三陸町での活動ページを御参照下さい。
での活動を開始・計画しています。
展開に関しまして、全ての現場に関して、現在調整中のため、連絡が直前となり、応募者の皆様にはご迷惑をおかけしていますが、どうぞご理解下さいますよう、お願い申し上げます。
なお、鍼灸マッサージ師の被災地における働きについて、5月1日から9日まで、主に当プロジェクトから13名の鍼灸マッサージ師が参加した医師団(日本プライマリケア連合学会)から以下のような評価を受けています。
『気仙沼中学救護所の医師より、継続的に鍼灸師の方を派遣できないか、という依頼が
ありました。避難生活が長引いている避難所の方々には、医師よりもゆっくり話もできる
鍼灸やマッサージが必要なのではないか、と。「窮屈なところにいるため、肩こり、緊張性
頭痛の方がたくさんいらっしゃり、鍼灸は連日大人気でした。鍼灸があることにより、リラッ
クスできる。また個室であり、自分の思いのたけを鍼灸師に話すことができ、これにより精
神的な安定がはかれるといった長所があると考えました。」』
団体同士の連携も必要と感じています。
自らが被災者でありながら、支援活動を始められた地元の先生方も多く、そういった先生方がよりよい活動をしていくことができるように、全国の治療家たちが引き続き、あらゆる形で協力していくこと、全ての枠を越えて、業界が一丸となって支援にあたることが求められています。
2011年5月13日
災害鍼灸マッサージプロジェクト
代表 三輪正敬
【ボランティア活動に参加するためには】(2011.4.24)
これからボランティアに参加される鍼灸マッサージ師の方々へ。
現地行政から、「個人的な問い合わせの電話や飛び込みが来て対応に苦慮している」との 報告が届いております。
少しでも助けになればと熱意を込めたお電話も、現地からすれば「見知らぬ人」からの連絡。
ありがたい気持ちは持ちつつも、単発ではない、継続可能な、信頼できる機関なのかどうかわからず、対応に苦慮していらっしゃるそうです。
これら一つ一つの相談の電話も、重なれば通常業務を妨げる大きな負担になることを意識し、個人的な連絡は避けるなど、被災地行政への配慮が求められています。
どうぞご理解ください。
震災直後の混乱した状態では、個人的な縁故などを通じて現地入りした個々人の活動が、局所的なニーズに対応し、功を奏しました。
真っ先に被災地へ飛び込んで活躍された全ての先生方に敬意を表します。
現段階では、既に現地で信頼を得て、活動を継続している、または、これから継続を始める団体を通して、現地入りすることが、ボランティアの熱意を生かす最善の方法となります。
各師会もボランティアの募集を始めております。
私たち「災害鍼灸マッサージプロジェクト」も、宮城県社協を通して活動しており、岩沼市、名取市、塩竃市など各災害対策本部内での治療活動を経て、行政からも一定の評価と信頼を得ております。募集も、師会の枠を超えて行っております。(師会の募集も枠を越えて行われております)
これら団体を通じ、より組織的に治療家たちが配置されることが、現地(受け入れ側)の対応負担を 軽減する意味でも、私たちの治療を一層効果的に被災地へ行き届かせるためにも、望ましくなっております。
被災地はあまりに広範囲であり、団体も、個人も、鍼灸マッサージ業界が一丸となることで 初めて、 全ての団体の枠を超えた私たち全員の共通目的である、「鍼灸マッサージという一医療分野による復興支援」が可能になるでしょう。
どうぞご理解とご協力をお願い申し上げます。
災害鍼灸マッサージプロジェクト
代表 三輪正敬
【5月8日以降の活動について】(2011.4.25)
5月8日以降の活動について、被災地における鍼灸マッサージ治療のニーズが膨大であることを受けまして、当プロジェクトの続行を決定致しました。
現在、活動は以下に広がっており、みなさまの一層の協力が求められております。
岩沼市民会館(5月7日まで)
岩沼市役所
岩沼社協
名取市役所
名取消防本部
塩竃市役所
桂島
野々島
寒風沢島
拠点が増えたことを受け、後方支援の拡充を目指しております。
後方支援への参加を含め、ボランティアへのご参加をお待ちしております。
また、参加して頂く治療家、及び後方支援への協力者数が増えた場合、さらなる活動展開の可能性も考えております。
どうぞ、当HP内の「募集要項」のページからお申込ください。(※後方支援スタッフに関しましては、「後方スタッフ募集について」のページをご覧下さい。)
現地では多くの方が治療家の「手」を必要としております。
なお、応募の集中するゴールデンウィークの「後」こそ、人材が求められていることを心に留めて
いただければ幸いです。
《後方支援スタッフへのご理解を》
こちらのページを運営している後方支援のスタッフは、「学生である」「育児がある」などの理由から、現地へ行くことはできないが、できることをしたいと、やはり無償のボランティアで運営業務にあたってくださっています。
具体的には、以下に挙げる仕事その他を、自分の時間を削って、少人数でこなしております。
・新規申込に返答する
・質問に返答する
・スケジューリング作成
・名簿作成
・メーリングリストへの登録
・メーリングリストの管理
・現地への連絡
・ブログやHPなどで情報発信をする
・個々の参加者から感想文、治療メモを収集する
・現地行政や師会との連絡を取る
・現地雑務の調整
・現地からの相談を受ける
・現地からの報告を受ける
・経理事務
活動にご協力くださる治療家の方々へ、できるだけ安全に、またスムーズに現場へ入っていただくべく日々心を砕いておりますが、私たち後方支援の役割は、「現地でニーズのある場所へ、ボランティア希望の鍼灸マッサージ師を紹介する」
ということにとどまります。
交通手段や宿など、現地から集まる情報はできるだけ発信しておりますが、これら提供できる情報は全てWEB上にて公開しております。
よって、HPやブログをすみずみまでご覧になり、載っていないものに関しては私たちにも不明であるとご理解いただき、不要な質問などは控えてください。
ボランティアの基本は「自己完結」とありますように、
(cf ボランティアの作法http://www.bousai.go.jp/minna/bousai-volunteer/kihan/)
被災地ではめまぐるしく状態が変化するため、どんな前情報も万全ではないと覚悟し、全てご自分で臨機応変に解決するようにしていただかなければなりません。
また、そのような方でなければ、混乱する被災地ではかえって、周囲の迷惑となる可能性の高いことを心に留めてくだされば幸いです。
どうぞご理解とご協力をお願い致します。
災害鍼灸マッサージプロジェクト
代表 三輪正敬
【現地活動の際の留意点】 (2011.3.25)
《ボランティアの一員であること》
初めに述べたように鍼灸マッサージ師と言っても、ボランティアの一員です。最低限、守るべきルール、被災者の生活を妨げないための注意点、起こりうるトラブルへの対処法のチェックなどを行っておかなければなりません。
*以下に紹介するHPなど、いくつかのHPで確認しておくとよいでしょう。
内閣府 「ボランティアの作法」
日本トラウマティックストレス学会
日本看護協会 「ボランティアに行く前の準備」
《信頼関係の構築》
治療は、いきなり現地へ行って、すぐに開始できるものではありません。初めて見た
人間に自分の体をあずけることができるでしょうか。新たな対人関係は、それだけでも被災者にストレスを与える事実に留意すべきです。始めのうちは治療にこだわらず、 炊き出しの手伝いや挨拶など、通常の援助活動を通して信頼関係を構築することが 求められるでしょう。また、周囲の援助者との連携の点からも、一泊二日などは避けたいところです。一方で、治療家の体調維持も求められるため、4日以上7日未満を推奨します。
《治療に入るコツ》
治療活動に入る際、血圧計や体温計などを持参することで、医療活動の一環との認識が得られ、緊張が解け、またそれらの数値を報告することで医師との関係を築く手助けになるかもしれません。普段はこういった器具を使用しないという方も、自分のやり方に固執しないことが求められます。被災者にとって最善の方法をとれること、他の支援者との連携が、何よりも大切です。
《自分を大切にすること》
甚大な災害です。遺体を目撃すること、ご遺族の悲嘆に直接触れることもあるでしょう。理不尽な怒りをぶつけられる可能性もあります。また、テレビでは見慣れていた瓦礫の山を自分の目で見ることは想像以上にショックなこともあります。そういった、自分が受けるダメージを覚悟していくこと、帰宅後に自分をケアできる方法を用意しておくことが大切です。また、現地へ飛び込んだ高揚感から、自身の疲労を無視し、過労に陥るケースもあります。無理をしないことが大切です。
《“良い前例”を作ること》
一つの土地に年単位で治療院を構えることと異なり、ボランティアは通常、期限があり、後任への引き継ぎがあります。現場へ赴く個々人が、鍼灸の世界を代表する心持ちで、腹を据えて、冷静に、自らの仕事をこなしていくことで、後任として後に続くボランティアの治療効率は格段に上がるでしょう。“良い前例”を作ることが大切です。
以上
[追記~活動に参加された方へ~]
現地での活動より帰宅された後に、こころの不調を感じられた参加メンバーの方が
いらっしゃいましたら、ボランティアの臨床心理士が電話で相談を受け付けますので、
ご連絡下さい。なお、期限・対応人数については未定ですので、ご了承下さい。
supported by Inseki Project
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